1万円の絵を購入してみたら毎日が3%くらい楽しくなりました

私にとって、初めて絵を買うという経験をしました。

知人の杉村さんが主宰しておられる Voice of Art という活動がきっかけでした。

アートがインスパイアする
「仕事、恋愛、人生」。
IT化、終身雇用制の崩壊、ボーダーレス、ジェンダーフリーなど、社会は激変し、多くの人が疲弊しています。
そのようななかで、絵画とクラシック音楽を通じて、癒し、学び、気づきの時間を届けます。
新しい価値観、新しい世界を自分の感性に加えて、パワーアップ!
東京・渋谷発
仕事も、恋愛も、人生も、
めいっぱい生きることに前進する人たちをアートの力で応援します。

Voice of Art

ふだんは会えないようなアートディーラーの方のお話を聞けたり、絵画とクラシック音楽を一緒に楽しめたり、とてもユニークで学びの多い活動をされています。

8月に参加したVoice of Artのイベント、”レンブラント絵画取引、アートディーラーが語る”で、講師のMr.Kは

良いと感じたものを買ってみればいい。 値段は関係なく。

と仰っていました。

それから数か月経って、ダイニングテーブルを探して訪れた Shark Attack Land

お目当てのテーブルが無事に決まったあと、だだ広い倉庫のような店舗内を見て回った時に気になっていたフラミンゴの絵も ”買います!” と言っていました。

壁の高いところに掛けられていたこの絵を、2回くらいじーっと見ていた記憶があるので、よほど気に入っていたのでしょうね 笑 

Mr.K の言葉通り、アートのお値段はいくらでもいいと思います。
フリーマーケットで500円のイラストが良いと思ったら、それでも。

そして、いつも目に入るところにそれを置く。
私の場合は、絵が大きめだったこともあり、リビングの床にそのまま置いています。

食卓に着く度に視界に入り、湧いてくるじわっと嬉しい気持ち。
それが間違いなく、3%くらいは私のQOLを上げてくれています。

買ったのは 11月でした。
10,000円くらいだったから、1月の今日までの日数で計算すると 、一日あたり170円 になります。 実感として、高くはないですね。
さらに、この絵はしばらく持ち続けるつもりなので、日々のコストは限りなく下がっていく。 

先日読んでいた 本(”実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)”) の光本勇介さんが、数億円の絵を買った時のことを、

”消費ではなく、同じ価値のある現金と交換した”

と表現されていました。
まさに、私は10,000円との交換で、毎日ちょっと嬉しさを感じるという経験を得たのです。
自分で買ってみて分かった感覚でした。
好きな服を着ている時と似てるかな。 服なら着なくても、クローゼットに掛かっているのを見るだけで嬉しいですものね。

感性も好みも変わっていくもの。
これからも、その時々で、家にあったらいいなと感じるアートがあったら買う…いえ、同じ価値の貨幣と交換してみようと思います。

あなたも、一緒に暮らしてみたいと感じるアートがあったら試してみて下さい。