エストニア e-residency 制度 申請からカード受領まで
北欧の電子国家、エストニアの電子居住者になる制度 e-residency.
将来、お仕事をするエリアや暮らす場所の選択肢を広く持っていたいと思い、申請することにしました。
その具体的な申請手続きについて、簡単ですが書いてみようと思います。
手続きを進めるために参考にしたサイトはこちら。
この制度の概要やメリットについて知ることができます。
- エストニア共和国 e-residency プログラムのオフィシャルブログ
- Forbes Japan ”日本にも約2000人の電子国民 エストニア「e-Residency」が目指す未来”
2-3年前から興味を持っていたこのプログラムでしたが、なかなか申請に踏み出せなかったのは、パスポートが理由でした。
パスポートの期限が切れていたので、新しく申請する必要がありました。 ただ、今の制度では、パスポートは法律上の名前で作成しなければなりません。 私は婚姻により姓を変えていましたが、アメリカに住んでいた時にも使っていた自分の姓を引き続き名乗りたいと考えていました。
パスポートの件以外でも、仕事でも自分の姓を使う方が私にとって自然だったこともあり、法律婚を解消し事実婚としました。
そうすることで自分の名前でパスポートも作成でき、満を持してe-residency申請となったのでした。
申請は、エストニア国旗のブルーが映える、この e-resident サイトから。
ネットのフォームは思ったより簡単で、拍子抜けするほど。 電子国家と呼ばれるエストニアへの期待がさらに高まります。
申請してから10日ほど経ったころ、許可が出たとのメールが届きました。 ひとまず安心。
その後は物理的なカード、digi-ID が日本に送られてくるのを待ちます。
許可が出た旨のメールが来てから1ヵ月ほど経ったころ、待っていたメールが届きました。
カードが日本の e-residency Collection Centre に到着したので、ピックアップの予約を取るようにとの内容です。 最寄駅は、浜松町駅か大門駅。
遂に到着してくれた…!
着々とスピーディに進むプロセスに、わくわくします。
私の予約は、平日の9:00。
ほとんど降りたことのない浜松町駅、朝は大変な混雑でした。
とにかく、浜松町駅そのものを出るまでに時間がかかるので要注意。
金杉橋という出口がおそらく1番近いようですが、その出口に向かって長蛇の列… これでは間に合わないと思った私は別の出口を目指しましたが、結局かなりの遠回りをする結果に。
知らない駅はこわい 笑
急いでピックアップセンターに向かいましたが、予約時間を数分過ぎてしまいました。
予約が朝の場合は、早めに駅に着くこと、そしてまず駅を出てしまうことをおすすめします。
カードを受け取る VFS. Global という場所は、カナダやニュージーランドなど数か国のビザサービスを行っているオフィスでした。
同じ部屋にいながら目指す国が違うというのは、何だか不思議な感覚でした。
エストニア担当の方に呼ばれたら、手数料を支払い、顔写真撮影と指紋の読み取りをします。 また、digi-ID カードリーダーの使い方の簡単な説明もして頂きました。
さあ、あとは家で試してみて、何ができるか試すのみ。
…と思って帰宅後、カードリーダーのUSBをPCに差しても何も起こらず…。
調べてみると、ただ差し込むだけではなく、こちらのサイトの手順に沿う必要があったようです。
このカード受領は、まだほんの始まり。
これで安心せず 笑 そのメリットを活かして、またエストニアという国に歓迎されるようなお仕事をして行けたら良いなと思っています。