ファッションQ&A:明るい色を装いに取り入れる方法

クライアントから頂いたファッションについてのご質問に、キキがお答えするシリーズ#2です。
※ #1  流行りはどこから来るの? はこちら。 
記事を読んで聞きたいことが浮かんだら、コメント欄からお聞きくださいね。

では2回目のご質問は、こちら。

いつも黒か灰色の服を選んでしまう。
明るい色の服も買いたいけど自分に似合う色がわからず結局いつも通り。
どうしたらいい?

私も黒が好きなので、つい黒を選んでしまうお気持ち、よーくわかります 笑

クローゼットが黒やグレーばかりになってしまった時、明るい色を取り入れるために踏み出しやすいステップは、

”小さいアイテムで差し色を取り入れる”

例えばバッグで。
服が黒でも、明るいブラウンやオレンジ、赤やブルーのバッグをかけるだけで全身の印象はぐっと明るくなります。

そして、お手頃なアイテムから試してみるのがお勧め。
きちんとしたお出かけの服やフォーマルウェアでいきなり新しい色を冒険しようとすると勇気がいるかもしれません。
なので普段着るような、例えばTシャツで試してみたい色をお手軽に試すのもいいと思います。 大体の色はブルーデニムに合うのでジーンズにも合わせやすいのです。

とりあえず、ファストファッションでTシャツやニットを買ってみて、周りの反応を見るもよし、その色を身に着けることで自分の気分が良くなるかどうかを感じるもよし。 

ZARAのTシャツ:襟の部分の赤いラインが差し色に

もしも、そのアイテムがしっくり来なかったら、今広がりつつある古着回収ボックスに入れればOK。
ユニクロ  全商品リサイクル活動
ZARA サステナビリティ コレクション プログラム

またこの方法は、明るいトーンのグレーでも使えます。

グレーと言っても、明るい水色に近いような淡いグレーからほぼ黒に近いようなダークグレーまで様々です。
薄い氷のような明るいグレーなら、クローゼットに持っているより暗いグレーや黒とも相性がいいので使いやすい。 
トーンの異なるグレーの重ね着は、洗練されてとても素敵です。
その上、全体の暗いトーンを一段明るく引き上げてくれる、とても使いやすい色なのです。

取り入れるアイテムは、これからの季節なら例えばマフラーや手袋などの小さなアイテムでも効果があります。 黒のロングコートでバシっとカッコよく、でも手もとはニットの明るめグレー手袋でモコモコ、というのもギャップが可愛いと思います。

ぜひ、お試しください。