私がファッションのお仕事をしている理由#1:身長コンプレックスで地味だった子ども時代

現在、パーソナルスタイリストのお仕事、そしてアメリカ大統領夫人ご用達でもあるブランドの販売に携わっています。
友人から装いについてのアドバイスを求められることも多くなってきました。 自分がナチュラルに楽しくできることで、多少でも友人たちの役に立てるなら嬉しいことです。

私は子供の頃からお洋服が大好き…だった訳ではありません。
服装への興味はごく普通のレベルで、クラスの可愛くておしゃれな女の子をちょっと眩しく見ている感じでした。  ふだんは周りの子たちがどんな服を着ているかは多少気にしつつ、結局、それほど特徴のない格好をしていました。

あえて言えば、中学校3年生の修学旅行の準備をしていた時。
昼間は制服ですが、夜は私服とのこと。 
さてどの服を持っていこうか、気になるあの男の子もいるし、と多少悩んだ記憶がある程度です。 
こう書くと、何だか甘酸っぱい感じ 笑

私は幼稚園の頃からずっとクラスの中で背が高い方で、その事は大人になるまでコンプレックスに感じていました。 
学校生活ではいろんな面で普通、というか平均的であることを求められますし、また人気のある女の子たちは皆、ちょうどクラス内で真ん中くらいの背と体型でした。 それが更に、自分の背の高さをネガティブにとらえる一因だった気がします。

小中学校での、人気のある子への羨望のような、あきらめ感のようなものって、なんなのでしょうね 。
彼女達と自分には、圧倒的な差がある気がしていました。 そうでもない と今なら思えるけれど 笑

今思えば、背があることを長所として活かし、長めのドレスを着るとか、パンツをかっこよく履くとかすれば良かったのかも知れません。
でも子供の時は特に、みんなと同じでありたいし目立ちたくないという気持ちが強かったように思います。
その縛りから自由になったのは、まずは大学に入り全国から集まった学生たちと出会ったこと、そしてもちろん、その後にニューヨークで世界中から集まった人たちと出会ったからでした。

では、いつから自分はファッションに興味をもつようになったのだろう、とのんびり振返ってみようと思います。