セーターを30枚試着してみる<25-27枚め>Zadig & Voltaire

セーターを30枚、実際に着てみるプロジェクトは早くも9店めになりました。

今回訪れたのはフランスのブランド Zadig & Voltaire ザディグ エ ヴォルテール です。

Zadig & Voltaire

ティエリー・ジリエが設立した Zadig & Voltaireは、男/女、昼/夜、仕事/プライヴェートの中間領域に広がる多様な世界を作り出している。パリを代表するファッションハウス Zadig は、ワイルドで自由、ロックテイストに満ちたワードローブで、ラフで未完成なものの中にひそむ強さと官能性を表現し、モダンな女性らしさを再定義する。

Zadig & Voltaire

このブランドを知ったのは、恵比寿三越でした。
三越の中ではこじんまりとした恵比寿店。 住宅街にあったためかリラックスした雰囲気で、三越なのに、地域に根差した高級スーパーマーケットのように感じたものでした。
その中で、やや前衛的なデザインのZadig & Voltaireはロックテイストだったりハードなイメージの黒のレザーグッズで異色の存在感を放っていて、つい入ってしまったのでした。

洗練された中にもワイルドさがありカッコいい。 
必ずしも派手ではないけれど個性がある。

そんなZadig & Voltaireで着た3枚をご紹介します。
せっかくなので、ふだんは手に取らないような、私にしてはちょっとクセのある3枚を選びました。 

ALMA MW COUP DE COEUR INT ニット
メッセージとして編みこまれている ”coup de coeur” 。
意味は、一撃・一目ぼれ とのこと。

私が着たのはブラウンの方で、この色の方が文字がアクセントになっている気がします。 ブラウンとブルー、好きな組みあわせです。

タートルネックは、サイトのモデルさんのように立てて着る方がカッコいいですし、実際に私もそのように着てみて、とっても素敵でした。

作りは大きめのものが多く、ものによっては、172㎝の私がXSでも大丈夫でした。
袖も充分に長く、店員さんによると商品は全体的に丈が長めとのこと。

STARRY MW BROD TIGER ニット
はじめに見た時にはちょっとヴィンテージぽいと思いましたが、着てみると古くさいネガティブな感じはせず。

モノトーンだからか着やすいのです。
そしてネックラインや裾、袖口の切りっぱなしのようなダメージ加工がヴィンテージぽさにエッジを効かせています。

このセーターは他に比べて丈は短めだけれど、ちょうどウェストまではあります。
身幅はあるのですが、短い分軽やかに感じるバランスとなっていました。

自分には短めのこの長さのトップスは無理と思っていたけれど、ハイウエストのボトムスを合わせれば、つまりお腹が見えないようにカバーされていれば大丈夫なのかもということを学びました。
背の高い人は理解して頂けるかも知れませんが、何かと”長さが足りない”服の経験が多い私。 もともとお腹が見えるように作られたデザインならいいのですが、長さが足りなくて仕方なく見えてしまっている感じにならないよう、無意識に気をつけているのだと思います。

なお、この太めシルエットは、この日履いていたスリムジーンズとの組み合わせが良かったのか、なんだか脚が細く見えて嬉しかったです^^ 

REGLIS CP PYTHON PRINT ニット
これも個性強めの1枚。

カシミヤ100%なのですが、パイソンのプリントで、全くそう見えないのが面白い! 
でもその素材のおかげで、薄くてとても軽いけどほんのり暖かく、肌触りが柔らかく心地よかったです。 
もし本当にパイソンの蛇皮だったら、ヒンヤリ冷たいことでしょう。

こんなに主張のあるトップスは着こなせない…と思いながらの試着でしたが、意外と大丈夫でした。 
むしろボトムスをシンプルな黒パンツなどにすればこのニットが際立ち、控えめな華やかさが活かされそうです。 
普段は着ないアニマルプリントなのに控えめとさえ感じ、すんなり着られそうと感じたのは、色が薄めになっているからかも。
インパクトが強すぎて買った後に着られなくてはもったいないので、この絶妙な色合いがキーなのだと思いました。

次はとうとう最後のお店、Y’s へ!