セーターを30枚試着してみる<22-24枚め>MaxMara

どなたもご存知であろう、イタリアのブランドです。
私もウィンドウ越しにエレガントなコートを見つめてはいつも溜息をついています。

イタリアの服は、美しくてフェミニンなんだけれど、内面の自信が現れているような強さもある。
そんなところが好きです。

MaxMara

良質のウール・カシミヤで制作された芸術的なコートが有名。
他にはないやや丸みがあるオーバーサイズのデザインが特徴的で、エレガントなドレープが施されておりフランス人のクチュリエであるアンヌ・マリー・ベレッタ氏が制作した見事なプロポーションのコートである。 時代に流されないファッションの定番として、ファッション・モデルや著名人、世界中の女性たちに愛されている。

Vogue Japan から抜粋

溜息をつきながら試着した3枚はこちら。

ウール カシミヤ ニット
これは間違いなく、その日の主役になるセーターでした。

サンクトペテルブルクからインスパイアされたという、ピンク、キャメル、そしてゴールドの組み合わせが印象的です。
そう、ロシアといえば金でキラキラした宮殿のイメージ。

この1枚はハンガーに掛かっていても目立っていましたが、着る前は、とはいえセーターよねという感覚でした。
でも実際に着てみると….

これを着て、宮殿で紅茶を飲む自分を想像していました 笑

サイトではキャメルのパンツを合わせていますが、お店で勧めて頂いたのはピンクのワイドパンツ。
ちょうど、セーターに使われているような色合いのピンクです。
※オンラインショップに見当たらず。

少しスモーキーなピンクと柔らかく滑らかな素材感、そしてちょっとびっくりするくらいの幅広さが、この存在感あるセーターによく合いました。
このセーターとパンツなら、ドレスでなくても宮殿て堂々としていられそう。
そんなパワーを感じたコーディネートでした。

カシミヤ ウール シルク ニット

2021春夏コレクションのこちらは、早くもちょっとリゾートの雰囲気が漂っています^^

ずっと前に、似たデザインのメンズを着ていました。 今でもメンズを買う時がありますが、作りが大きめなのでパジャマなどゆったり着るものが多いです。
このセーターはウィメンズなので、紺のラインで深めのVネックに見えながら、実際にはVが開きすぎずちょうど良い感じでした。

また、これに限らず袖がかなり長いものが多く、高身長の私でもたっぷり着られるのは嬉しいこと。

このセーターを着て地中海のヨットに乗りたい…
と妄想は膨らむ。

ピュアヴァージンウールセーター
※もし写真を見られない場合は、国の設定をイタリアにしてみて下さい。

写真は白ですが、私が着たのは黒地、袖にごく細い白のラインが入っていました。
その少しのディテールが、全体の雰囲気を変えるのだなあと実感。

一般的にはシンプルなものが他のアイテムと合わせやすいけれど、このようにデザインが少しでも入っていると単調にならないと思います。
私はつい真っさらにプレーンなものを選んでしまうので、これからのお買い物でも気をつけようっと。

今回店員さんに教えてもらったこと。
これまで、この服はキャメルですと言われたとき、無条件にキャメル色のことだと思い込んでいました。
キャメル(らくだ)の毛を使っているという場合もあると、今更ですが知りました…。

このふっさふっさした所を使うのかしらん?

New Yorkに住む私の親友はイタリア人。
彼女のコートは黒のMaxMaraでした。

ふだんは特にファッションに興味があるわけではなく、トレーナー&ジーンズの彼女ですが、そのロングコートを着るとパシッと決まってしまうのです。
イタリアの服を、他でもないイタリア人が着ることの意味というかマジックというか、そんなことを感じたのを思い出しました。