温故知新と研ナオコさん
若い世代と親しもう、新しい音楽を聴こうと思いつつ、結局昔から慣れ親しんだ音楽を選んでしまう私です。
最近よく聞くのは薬師丸ひろ子さん。
深みのある独特の声が魅力です。 彼女の音楽を伝って新しい世代の音楽へ、ではなくむしろ遡って、ザ・ピーナッツ(ただし小柳ゆきバージョン)などなど。
さらに動画を伝っていくと、なぜか現れた研ナオコさん。
研ナオコさんといえばコミカルなイメージがあるけれど、しっとりとした大人の歌を歌う人という印象があります。
そんな記憶が間違ってはいなかったと思える過去の動画や写真がありました。
彼女のちょっと憂いをたたえた静かな歌も良かったのですが、それ以上に私を惹きつけたのは彼女のファッション。
率直なところ、研ナオコさんにファッションという言葉が特に紐付いていませんでした。 ただ、とても細い人というイメージはありました。
そんな彼女の細さを上手に活かした衣装。 それも、とても粋と言うか40年くらい前にこんな素敵な衣装を着こなしていた人がいたとは!
このローバックの白ドレス、そしてメンズのような中性的な装い。
細い彼女だからこそさらりと布の中で体が泳ぐような、そんな都会的な着こなしができたのだと思います。
私がニューヨークで勤めていたウエディングドレスのデザイナーは、とても都会的なセンスの持ち主で洗練されたデザインをする人でしたが、このドレスは彼女の作品かと思うほど洗練され、シンプルで素敵です。
古いミュージックビデオばかりを見ていることに少しの罪悪感があったのですが、こんな素敵なものを再発見できたのでその罪悪感も消滅^^
彼女のように変幻自在な装いに憧れます。
今日に復活させても全くおかしくない、そんなファッションに出会うことができたオンライン温故知新。
また心の赴くままに良いと感じる映像や写真を伝っていこうと思います。