写真うつりを良くするには、まず写真に撮られてみる
私は写真にうつるのが得意ではありません。
中学生くらいまでは自分の顔が好きではなかったし、写真では欠点がさらに強調されている気がして、それしか目に入らなかったのです。
集合写真ではいつも後ろの端に隠れるように立つし、そうでない時はぎこちない中途半端な笑顔に…。
そんな私が40代後半にして、写真うつりを意識し始めました。
写真うつりを気にするようになったきっかけはSNS
今はすっかりスマートフォンとSNSの時代です。
誰でも気楽にスマートフォンで写真を撮り、すぐにSNSでシェアすることが日常となりました。
それにつれてFacebookなどでの発信が増え、そうなると自分のアイコン写真も設定することに。
アイコンは、しばらく数年前に撮ったものを使い続けていましたが、そろそろアップデートしないと…。
また個人でのお仕事が増えてきて、きちんとしたプロフィール写真が必要になってきていました。
そんなタイミングで、ラッキーなことに写真撮影のモデルとしてお声をかけて頂くことがありました。
撮影会での気づきひとつめ
参加した撮影会は、会社員の傍らフォトグラファーとしても仕事を始めた友人の被写体となるもの。
段取りや準備についてやり取りを重ね、当日は緊張せずに済みました。
リラックスした雰囲気の中で、どうすれば声を掛けてくれた友人にも、そして自分にも良い結果が出るかを考えました。
そのひとつは、
写真に収まる覚悟を決める。
これです。
以前の私は、いつも撮られることから逃げていました。
どうせ私なんて良く写らない、という諦めがありました。 というか、写った姿が気に入らなくて、でもそれは紛れもなく自分であるという事実から逃げていたのかも。
撮影会に声をかけて頂いた時はお受けするかどうか迷いました。
自信がなかったから。
でも視点を変えると、彼女にとって私は何かしら撮りたいと思ってもらえるポイントがあったのでは、と考えることもできました。
撮影当日、私は
”今日1日、自分はモデル”
と言い聞かせ、なりきることにしました。
撮影は都心の屋外だったので、それまでの私なら通りかかる人の目が気になって気になって笑顔どころではなかったでしょう 笑
でもこの日は覚悟を決めていたので、目の前のレンズに集中。 レンズの外は意識してカットアウト。
リクエストされるポーズや視線も次々とトライしました。
できあがった写真はとても素敵なものがたくさん!
せっかくなのでSNSシェアしたら、たくさんの友人に褒められてとても嬉しかったです。
撮影会での気づきふたつめ
その後まもなく、スタジオでの別の撮影会にも参加することになりました。
1回目の撮影会ではフォトグラファーさんからのリクエストに応えることに精いっぱいだったでしたが、2回目は多少余裕もでき、私なりのテーマを持って臨みました。
それは、
”自分がよく見える角度や表情を知る”
これまでの私は写ることを避けているばかりでしたが、正面から向き合ってみようと考えを変えたのです。
まだまだ人生は続く。
きっと写真に撮られることが公私ともにたくさんあるはずです。
それなら、きれいに見える研究をして楽しみたいと思いました。
人の魅力が詰まった写真は、見る方も楽しいもの。
友達の楽しそうな笑顔や美しい装いの写真を見たら、自分の嬉しい気持ちになりませんか?
写真を人生の記録とするなら、後で見返した時に微笑むことができるアルバムを作っていきたいです。
めざす姿
撮影会の写真をじっくり見返して、私なりに得たポイントがいくつか。
- 顔は右から撮った方が良い
- 笑顔は自信なかったけれど、思ったほど悪くない
- だから思い切りスマイルしちゃおう
- 体は姿勢よく、背筋を伸ばす
他にも、お肌のもう少しお手入れしようかなとか、ヘアアイロンもっと上手に使えるようになりたいとか、いろいろ願望も出てきました。
改善の道は始まったばかりなので、成果がでるまにではしばらくかかるかも…。
でも、明確になった課題をひとつずつクリアして、カメラを向けられたら心から笑顔になれる自分に近づきたいと思っています。
もしあなたも写真が苦手と感じているなら、まずは撮られてみませんか?