満開ツツジで春を味わう自宅おこもり期間
今から数年経ったときに2020年の春を思い出すとしたら、まず咲き誇るツツジが浮かぶような気がします。
私が都心で携わっている婦人服の接客販売のお仕事は、3月末からコロナ拡大の影響で休業になっています。
その後出された緊急事態宣言の後は、在宅ワークになった人も多いでしょうね。
皆さんにとって、こんなに長い間家にいるのは大学の夏休み以来ではないでしょうか?
私の場合は25歳でニューヨーク州の大学に留学しているので、長い夏休みと言えばその時が最後でした。 でも今回は、このお休みがいつ終わるのか分からないのが前と違うところ。
さて普段の生活では、季節に鈍感な私。
衣替えしない…シーズンを問わず着られるものは着る
食材…食べたいものがお店に並んでいれば買う。 1年を通して同じ野菜があること、もう少し疑問を持つべきなのかも知れません。
住…季節ごとに模様替えできたら素敵なのですが、そこまで至らず。 いつもどことなく南国的なグリーンがあります 笑
そんな私は、今、春を体感できていることが新鮮で楽しいのです。
なぜ春を感じられるのかと言うと、よく外に出ているから。
接客のお仕事をしている日は、気づくとよく動いています。 スマートウォッチには8000歩くらい記録されていることも珍しくはありません。 考える前に動きだしていることも多いのでしょう。
自宅おこもりの今、スマートウォッチの歩数がちんまりとした数字になってしまったため、運動量を増やそうとお散歩するようになりました。
30分ほどで3500歩くらいなので、可能な日は朝と夕に歩いて合計7000-8000歩。
子どもたちがお砂場やキャッチボールで遊ぶ公園をぐるりと回ったり、壁づたいに蔦が伸びて花が咲いているお家を見上げたり。
あちらこちらに美しい風景が広がっています。
そんな中で、ツツジがよく目に飛び込んでくるのです。
華やかに花びらをいっぱいに広げて咲き誇るツツジ。
淡いピンクや強いピンクもきれいだし、先日見つけた白はとっても爽やかでまた違った美しさ。 色がハッキリしているので、葉のグリーンとのコントラストが映えるのかも知れません。
私好みのお花、ツツジ。
ニューヨークの友人とアプリ WhatsApp での会話から、英語は Azalea ということも学びました。 アゼリアという言葉はよく聞きますが、ツツジのことだったのですね。
季節を感じると、何となく豊かに感じられる日常。
特に今年は、春の爽やかな陽気を長く楽しめた年かなと思います。
外に出るのにはちょうど良い気温と低い湿度。
お仕事に行くにも外には出ているはずなのですが、きっとその時とは気分の余裕が違うのでしょうね。 視界に入っているものを楽しめるかどうかがこんなに変わるものとは驚きます。
公園のベンチに座ってランチをしたり、家のテラスに足だけ投げ出して読書をしたり。
5月になると、もう足がジリジリ焼けるくらいの日差しになってきました。
梅雨の前にもう少し、ゆったり散歩生活を楽しもうと思います。