ミューズと呼ばれた日
こんな日が来るとは!
小さいながら、ファッション界の一部になれた気がしました。
エクアドル第2の都市、グアヤキル(Guayaquil)でファッションデザイナーをしているパオラは、NYで出会った心の友です。
NYにある有名なファッションの学校、FITを卒業後し、エクアドルに戻って自分のブランド、Paola Palacios をオープンしました。 起業から14年、今では2店舗を構えています。
持ち前のガッツと柔軟さで奮闘する彼女を、いつも遠くから応援していました。
ある日、いつものようにパオラのフェイスブック記事を読んでいると、私の名前が。
んん?? と思って読み進めると、なんと私にインスピレーションを得たというブラウスの写真が載っていました。
鮮やかな黄色で、ゆったりとした襟が大きく肩まで開いている、エレガントなブラウスです。
しかも、Kioko Blouseと名のついたこのブラウスはシリーズになっていて、今のところ3つのデザインが発表されています。
いずれも、美しい色合いと柔らかいシルエットが目を引く、素敵なアイテムです。
花人間で発芽した時の私の写真とともに、
“私のミューズ。 超現実的な洗練、存在感、謙虚さ”
と、私を紹介してくれたパオラ。
何十倍も膨らませて褒めてくれていて、画面の前で赤面するくらい恥ずかしい…。
でも、デザイナーのミューズと呼ばれ、作品のインスピレーションの源になるなんて、人生でそうそうある事ではありません。
そう思って、恥ずかしさは押さえ、ここで紹介することにしました。
※ ミューズ:ギリシャ神話の女神で、芸術・学問を司る。
転じて、デザイナーの創作意欲を刺激する女性に対して使われる。
遠くてなかなか会えないけれど、いつも心はつながっているつもりのパオラ。
14年もの間、ビジネスを続け、成長させていることを、誇りに思います。
そんな彼女のお店を彩る作品に貢献できたとしたなら、とてもとても嬉しいのです。