ミュシャ展@国立新美術館 スラブ人としてのミュシャ
久しぶりのアートタイムを過ごしに、国立新美術館へ行ってきました。
前から見たかった、ミュシャ展です。
訪れたのは平日だったにも関わらず、なかなかの人出。
とは言え、天井が高いおかげか、人の多さはそんなに気になりません。
美術館に着くと、まずカフェでひと休みしたくなるのは私だけ?
展覧会のサイトでも分かるように、とにかく作品が大きい!
ものによっては、6m×8m くらいありました。
そんな巨大な絵画でミュシャが表現していたのは、
”自身のルーツであるスラブ民族の、苦難と栄光の歴史。”
(展覧会公式サイトより)
私達が見慣れている、ミュシャらしい淡く優しい色合いでありながらも、侵略を受け、闘い続けたスラブ民族の悲劇と希望が重なって描かれています。
壁一面の、見上げるような絵からは、ミュシャの強い思いが溢れてくるようでした。
スラブ人とは、人種というよりは、スラブ語を話す人たちとのこと。
これまで知らなかったことを学ぶきっかけにもなった、この展覧会。
美しくロマンティックというミュシャのイメージが、もっと深く厚くなりました。
なお、同じく開催中の草間彌生展も見たかったけど、エネルギー切れ。
ミュシャ展は1.5時間くらい見ていたので、けっこうエネルギーを使ったのだなと感じました。
会期は、6月5日(月)まで。
展覧会も映画も、気づいたら終わっているという事態、私はよくあります。
見たい方は、さっそく手帳にスケジュールを入れてはいかが?