はたらける美術館 アートに囲まれた手帳タイム

はたらける美術館”と聞いて、それは何?と思いました。
神奈川でインテリアデザイン事務所、RA-CREAを経営する中西やえかさんが教えてくれたのは、

絵画に囲まれながら仕事ができる完全予約制の個室型ワークスペース

はたらける美術館

ぽこっと時間が空いたので、予約を取り、早速試してみることに。
最寄りの大江戸線西新宿五丁目駅からの道は、住宅街に入ってちょっと分かりにくいので、早々に諦め電話 笑

スタッフの方にナビゲートしてもらいながら着くと、木の温もりを感じる落ち着いたエントランスが待っていました。
奥にはしっとりとした和室。
壁には、いくつか絵がかけられています。

私は初訪問だったので、

  • ”はたらける美術館”についての説明を受け、
  • Art for Biz( ビジネスパーソン向け対話型鑑賞 )を体感し
  • その後、1時間延長してワークタイム

となりました。

目次

はたらける美術館とは?

これまでのワークスペースは
「無機質、いつも同じ」

これに対して、アートスペースは
「よく分からない、入りにくい」

はたらける美術館は、この二つを融合したいというのがコンセプトなのです。
なるほど、これは新鮮!

アートで普段使わない右脳を刺激して、マンネリ化しがちな仕事にクリエイティブさをプラス。 多面的なアウトプットを期待できそう。

ワークスペースとしてはもちろん、ビジネス研修にも使われているそう。
そう言えば、メディアで見かけるFacebookやGoogleのオフィスもこんな感じ。

(Facebook HQ. Business Insider より )
(Google HQ. Business Insider より)
  1. 美的インスピレーション
  2. 分の変化を受け入れる
  3. アートと仕事を結びつける


などなど効果があるとのこと。

Art for Bizを体感

壁にかかっている絵をひとつ選び、一分間自由に話します。
それについてどう思うか?
何を考えるか?

このワークのポイントは何だか分かりますか?
正解がない、ということなのです。

社会人になってからというもの、常に最適解や正解を求める生活を送る人が多いのでは。
対して、絵の解釈には正解がありません。
創造性を刺激されるのです。

創造性がこれからの社会でどう役に立つでしょうか?
これからはAIの時代と言われています。 その社会では、人間ならではの創造性、これまでにない価値を作っていく必要があるのです。

またスタッフの伊藤さんは、同じ絵を見ても、人によって捉え方が全く異なることを教えてくれました。
私はパッと見て富士山だと思ったものが、他の人にはテントだったりカヌーだったり。

人によって解釈は違う。
その視点の違いを楽しむ。
これが、このArt for Biz の大事なところだと思います。
そして、はたらける美術館を出た後には、アートに限らず、あらゆる事で人との違いを拒否せず楽しむこと。

絵に囲まれてワークタイム

そして、一人になり静かな時間に。
手帳タイムとし、これまで、そしてこれからの1ヶ月を手帳を見つめながらじっくりと考えました。

そして、ふと目を上げると、そこにしっとりとしたアートがかかっているという、安らぎのようなもの、それが心地よかったのです。

前から部屋に絵を飾りたいなと思っていたのですが、その思いが強くなりました。
すぐにお気に入りの絵が見つかるとは限らないけれど、ゆっくり探していこうと思います。
なお、料金は1部屋ごとなので、3-4人で行けるとお得かもしれません。