11月の伊豆七島 2泊3日の旅 新島の秘密(シークレット)とは?

伊豆七島のひとつ、新島は東京から南に160km。

都内の調布飛行場から新中央航空フライトなら、わずか35分で行くことができます。

または竹芝桟橋から東海汽船ジェット船で2時間20分、大型客船(夜行)で8時間30分。

今回は、あえて夜行船をチョイス。
理由は、夜行の船に乗ってみたかったのと、朝早く着くからです。
竹芝桟橋は、キャンプや釣りと思われる道具を抱えて乗り込む人で溢れていました。

見慣れた東京の夜景も、角度が違うと新鮮!
新島1

出発は22:00。
まだ暗い早朝5:30にデッキに出てみると、間近に迫った大島のすぐ上に、大きな満月がぽっかりと浮かんでいました。
しっかり睡眠を取るには、特一等以上のベッドが良いかな。

新島はサーフィンが有名で、世界的な大会や東京都知事カップも開かれ、5-8月が人気シーズンのようです。

11月半ばを過ぎての訪問は季節外れ…?
リゾート地に疎い私は、オフシーズンとは知らずに決めた旅行でした。
が、人口2500人、信号がたった2つ!の島のゆっくりした空気のおかげで、非日常の2日間を堪能できたのでした。

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新島の楽しみ#1 シークレットポイント


ドライブしていたら目に入った”シークレットポイント”のサイン。
新島4

妙に惹かれて、矢印に従い藪の中の細い道を歩くこと5分。

パッと開けたU字の視界には、濃淡のブルーに輝く海が。
このシークレットは、探して見つける価値ありです。

新島3

海岸に降りる階段も整備されているので、運動不足の私でも大丈夫。 ただしスニーカーは必須です。

打ち寄せる波と戯れたのは何十年ぶり 笑


新島の楽しみ#2 羽伏浦海岸


7km続く美しく白い砂浜と、幾重ものブルーが織りなす海。

海って、どうして見つめてしまうのでしょうね。

白亜のモダンなメインゲート(トップ写真)が、ビーチと静かに調和しています。

羽伏浦海岸 サイトより

※写真は新島サイトより


新島の楽しみ#3 まました温泉


海が臨める露天風呂が最高です。

入れ替わり入ってくる地元の女性達はフレンドリー。
”毎晩来るのよー”と羨ましい一言。
そして、出て行く時には、必ず”おやすみなさい”と声をかけてくれます。

ただ、ここから輝く夕陽をみることと砂風呂は、今回達成できず…。
人気の砂風呂は、オープンの10:00に行くと入れる可能性大とのこと。


 新島について#4 その他


① 特産品のコーガ石。

黒っぽいものは石造りの塀や家、アート作品が島のあちこちで見られます。
渋谷駅のモヤイ像はコーガ石でできていて、新島から渋谷区に寄贈されたものとのこと!

② 湯の浜露天温泉

海岸にある、コーガ石でできたパルテノン神殿風の建築。24時間無料の露天温泉です。
混浴のため水着着用なのですが、そうとは知らず、水着を持ってこなかった。 残念。

③ 星空

これも新島に来た目的のひとつでしたが、今回は曇りのため叶わず…。

④ 島寿司、明日葉の天ぷら

新島らしい食材では、この2つがお勧めです。
島寿司は、思ったより甘くなく、辛子が効いています。 たっぷりとしたネタが美味しかった。
くさやは未体験。

新島8

④ ネット接続は、島内概ね良好

⑤ 秋ならドライブ

新島の周囲は41.6km。
中心部をサイクリングで回ろうと思っていましたが、急遽レンタカーにして正解でした。

なぜなら、

  • 11月下旬は、最高気温15℃くらいのこともあり、寒い
  • 風が強いことがある
  • 高低差が大きい

普段あまり車に乗らない生活なのですが、行動範囲が広くなること、天候に左右されないことのありがたさを実感しました。

 

移動時間も含め、非日常を楽しんだ2泊3日。
ゆったりと、のんびりと、心身のストレッチになりました。

時おり日常から離れるって、大事。
人口2500人の新島から東京に戻った後も、慣れた喧騒からどこか距離を置いて、冷静でいられる感じがしています。

視野と心を広げるショートトリップ、お勧めです。

 

 

P.S.  街でみかけたサイン。
Beach…Everywhere.
確かに 笑
新島7